ここで言う信念とは英語で言う「モットー」のことです。
「モットー」はある人や団体が「信じている事」や「理想とする事」を短い文章や単語で表したものです。
この信念(モットー)があると目標が立てやすくなります。
ここではモットーの例として代表的なものを2つ挙げてみましょう。
世界中で利用されているIT企業、Googleが掲げる信念は「Don't be evil. - 邪悪にならない」です。
これは、私達が生活している国は「法治国家(法律が支配をしている国)」ですが、実は、法律よりも上位の存在があるためです。
フランスの社会学者のエミール・デュルケーム氏は「我々は、犯罪を非難しているのではない。我々が、非難するものが犯罪になるのだ。」という言葉を残しています。
実際に、法律は施行された瞬間に時代遅れになってしまう宿命があります。
そのため被害にあった人が多く存在しているけれど、それに対応する法律がない新犯罪では、柔軟に、別の件で被疑者を勾留してから、後から法律を作るという事が良く行われます。
逆に言えば、今現在は何の規制もされていないけれど「多くの人を不快にしている事柄」は、これから被害を申し出る人が増えるほど、何らかの規制が入ったり、責任者が逮捕されたりする可能性が高くなります。
つまり、「他人を不快にさせる」というのは法律に触れている以上の結果を招きます。
そして、Google の親会社 Alphabet が掲げる信念は「Do the Right Thing. - 正しいことをする」です。
「正しいこと」の解釈は人それぞれです。
アメリカの哲学者であり、ハーバード大教授のマイケル・サンデル氏は「正しいこと(Justice)」を以下の4つに分類しています。
1.「功利主義」・・・「最大多数の最大幸福」を目指すもの。欠点は多数派のために少数派が犠牲となること。
2.「リベラリズム」・・・「弱い立場にいる人達を尊重して格差をなくす事」を目指すもの。欠点は少数派のために多数派が犠牲となること。
3.「リバタリアニズム」・・・「関税や各種制限を撤廃した市場の完全自由」を目指すもの。欠点は貧富の格差が拡大すること。
4.「共同体主義」・・・「共同体の伝統や慣習、文化の中で培われた道徳観や共同体中の善の重視」を目指すもの。欠点はその人が生まれた土地の共同体の慣習に束縛されてしまうこと。
これ以外にも様々な考え方があります。
「正しいこと」とは何なのか、私達一人一人が自分自身と向き合って、その答えを見つける必要があります。
そして信念として心に留めておけば「目標」が立てやすくなります。
ここまで読んで「目標になにかを追加する」というボタンが気になった方もいるかと思います。
目標をリスト化することで、一日の大事な予定を忘れることなく効率よくこなすことが可能になります。
また、成功者の多くが、一日の目標をリストにして管理していることは有名です。
今日一日のやりたいことをリスト化してそこからやっていくようにすると、すぐやった方が良い目標が見えてくるようになります。
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